最強 角頭歩戦法

僕が現在最強を信じてやまない角頭歩戦法をご紹介します。

ややこしい居飛車の対策はすべて投げ捨て、後手大成功例だけを取り上げます。

なぜなら、居飛車の対策に対する対策を何も用意していないから！ｗ

それでは見ていきましょう。

初手より

▲７六歩△３四歩▲２六歩△２四歩▲６八玉△５四歩

５四歩が比較的新しい手で、２六歩により５三角が無効、かつ６五角問題を消しています。

以下

▲４八銀 △８八角成▲同　銀△２二飛▲７八玉△４二銀

前の記事で言った通り居飛車のややこしい対策など触れる気は一切ありません。

この図を見ての通り、通常の角交換振り飛車に比べて、１手損だけで向かい飛車に構えることができ、銀を４二～５三と中央に活用できる、さらには飛車先の関係が２六歩２四歩の関係になっていると３つの利点があります。これが角頭歩が最強と言われる（僕の中で）所以です。角頭歩バンザイ！

しょうもないことはさておき、見栄えの良い局面を実利に変えなければなりません。

対角交換振り飛車に人気な銀冠に居飛車が組んできたときを想定してみましょう。

以下

△４二銀▲４六歩△６二玉▲４七銀△７二玉▲７七桂△８二玉▲９六歩△９四歩

▲８六歩△７二銀▲８七銀△５二金▲８八玉 △３三桂 ▲７八金

長手数進めて恐縮ですが、居飛車は４７銀型をつくって銀冠に、振り飛車は美濃に組んで３三桂～２５歩で飛車交換を目指します。これが角頭歩一つ目の狙いです。

それではさっそく仕掛けてみましょう。

以下

△２五歩▲同　歩△同　飛▲同　飛△同　桂▲２八飛△２四歩▲２六歩

あっれれ～桂損だぞ～

６九角は５八角、６九飛は５８銀、１七桂成も同香と取られて次の手がありません。

何か見つけた方は僕にこっそり教えてください。僕にだけ教えてください。

(追記　２六歩にかえて３五歩がありました、振り飛車指せると思います。)

ということですぐに仕掛けるのは僕には無理なので、少し手待ちします。５八金と指してくれれば飛車が打ち込めますし、３六歩と指してくれれば３七角が生じます。

以下
△５三銀▲８五歩△６四歩

５八金も３六歩も２五歩と仕掛けられてしまうので、居飛車も８五歩と待ちますが振り飛車も５３銀～６四歩と悠々と手待ち。以下、居飛車がさらに手待ちをしても７四歩７３桂として８五桂の筋を狙えます。先手の駒組みは飽和していて、後手は打開筋があるため、後手作戦勝ちかと思います。

さあ！みんな角頭歩を指そう！

え？３六歩～３七桂を急げば２五歩の仕掛けがないじゃないかって？

長くなってきたから今回はここで終わりだ！

Let's　角頭歩！