本格派居飛車党(角換わり)

先駆者へのリスペクトを忘れないこと。

本格派居飛車党である私は角換わりも当然クリアしなければいけない課題だ。

先日Twitterを眺めていたら以下の局面が流れてきた。

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起源が誰かは知らないが、Twitterで流れてきたもので初めてみた構想だった。

腰掛銀を見せて玉の移動を見てから棒銀へのシフトだが、面白い着想だと思ったので少し掘り下げようと思う。

流れてきたものは端歩の交換が入っていることと後手での採用のようだったが、ひとまず端歩なし・先手番での作戦として取り上げる。

 

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(基本図)作戦の岐路。

後手としては①4二玉②4四歩③7三桂④5四銀⑤6二金⑥5二金あたりが候補手。

一番普通な4二玉に対して変則棒銀をしていくことになるが、他の選択肢ではどうなるのか、少し考えてみる。

②4四歩には右四間で先攻して不満なし。

③④⑤には3七桂~4五桂で先攻。成立しているかは微妙なので専門家の人教えて。

⑥5二金なら通常形に戻る?流行の6二金型を回避できている意味はあるかもしれない。

と、4二玉以外にも一定の成果をあげられそうだ。研究したら教えてくれ。

 

ということで4二玉に対する変則棒銀の変化を掘り下げる。

優秀っぽいなぁと思える変化を取り上げており、ソフトは例のごとく導入していないので、適当に指摘ください。

 

(基本図から)

△4二玉▲3七銀 △5四銀 ▲2六銀 △1四歩 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 銀

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棒銀が捌けて成功。かなり条件がいい。銀交換できたら5六角を軸に攻めを考える。

 

(基本図から)

△4二玉▲3七銀 △5四銀 ▲2六銀 △5二金 ▲3五歩 △4四歩▲3四歩 △同 銀 ▲3七銀 △3三桂 ▲2四歩 △同 歩▲同 飛 △2三金 ▲2八飛 △2四歩

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互角っぽい局面。ここから▲3五歩は△同銀▲3六歩△2五桂▲3五歩△3七桂成▲同桂△3六歩で失敗。3三桂を跳ねていないと3五歩~3六銀で逆に成功となる。

以下は3六歩ぐらいか。先日の羽生-丸山戦と比較すれば、5二金4二玉が入ってるのがプラスかどうか。4六歩が事前に突いてあるのがプラス。しっかり攻めることができるなら当たりが強くなってるという主張にできそうだ。

 

ほんの一例でしかないが、変わり種の戦法を使うのはとても楽しいので、研究するかどうかはともかく指してみると楽しいかもしれない。勢いで書いたものなので内容の薄さや精度は許して。

Twitterで取り上げていた方の名前は出さないほうが良いと思って出していないですが、この記事がもし迷惑をかけるようであれば削除します、ご一報ください。